矢谷明子
AKIKO YATANI
ヴァイオリニスト・ヴィオリスト
弦楽アンサンブル・M・カピッキオーニ首席奏者
サンマリノ共和国ヴァイオリン美術館”音楽の家”音楽監督
第13回クレモナ・ストラディヴァリ国際弦楽器製作コンクール審査員
東京都出身。4才より母、矢谷和子の指導の下ヴァイオリンを始める。桐朋学園大学ヴァイオリン科入学ヴィオラ科卒業。同大学研究科修了後、渡欧。イタリアを中心に世界各国で演奏活動を開始。2012年クレモナ・ストラディヴァリ国際弦楽器製作コンクール“トリエンナーレ”にて初の日本人演奏家として審査員を務める。 2016年より活動の拠点をサンマリノ共和国に移しサンマリノ共和国ヴァイオリン美術館”音楽の家”音楽監督就任。弦楽アンサンブル・M・カピッキオーニを結成。サンマリノを代表するヴァイオリニストとしてさまざまなコンサート、国家行事に出演。その活動は日伊サンマリノの多くのメディアに取り上げられ注目されている。 プロフィール詳細は下記をご覧ください。親子3代続く音楽一家に生まれる
東京都出身。4才より母、矢谷和子の指導の下ヴァイオリンを始める。東京都立芸術高校ヴァイオリン科卒業。桐朋学園大学ヴァイオリン科入学ヴィオラ科卒業。同大学研究科修了後、渡欧。ストラディヴァリの街クレモナへ
イタリア・シエナ・キジアーナ音楽院にてY.バシュメット、クレモナ・W.スタッファー音楽院にてB.ジュランナの各氏に師事。2002年ローマ・アネモス国際音楽コンクール弦楽器部門最高位受賞。
世界各国で演奏活動を開始
イタリアを代表するヴァイオリニストS.アッカルドより「正確な技術と温かい音色に加え卓越した音楽性の持ち主」と高評を受け、ソロ、室内楽奏者として日本、イタリアを中心としたヨーロッパ各地で活動。イタリア各地のオーケストラ、室内合奏団より首席奏者として招かれる他、2005年~2010年ヨーロッパで活躍する演奏家を集め団員全員がソリストとして契約する巨匠L.マゼール音楽監督イタリア交響楽団において唯一の日本人メンバーとして活躍。2011、2013年台湾にてソリストとして招聘され台北国立芸術劇場にてソロリサイタル開催、オーケストラ共演、国立芸術大学マスタークラス開催。2014年クァルテット・A・ポッジ結成。世界各国の主要劇場で幅広い演奏活動を行う。
イタリアから東日本大震災被災地へ弦楽器支援活動
2011年3月、イタリア・クレモナにて東日本大震災被災地支援コンサートとしていち早く行われたソロリサイタルは『日伊の架け橋』として地元紙2紙で大きく取り上げられ、日伊両大使館後援の下、両国で被災地支援コンサートを開催。東日本大震災被災者への弦楽器支援のため弦楽器製作の街クレモナ市と製作家らに協力を仰ぎ、ストラディヴァリ国際弦楽器製作学校所有のヴァイオリン、ヴィオラの寄贈を受けて被災地に届ける活動を開始。この活動は日伊のさまざまなメディアで報道され注目を集めた。ストラディヴァリ財団からの依頼
2012年、世界最高峰の弦楽器製作コンクールとして3年に一度開催されるストラディヴァリ財団主催、第13回クレモナ・ストラディヴァリ国際弦楽器製作コンクール“トリエンナーレ”にて日本人演奏家として初の審査員を務める。 2013年に新設されたクレモナ・ストラディヴァリ・ヴァイオリン美術館MdV展示楽器録音の依頼を受け、ストラディヴァリ財団ヴァイオリン美術館創設に携わる。世界最古の共和国サンマリノへ
2016年、サンマリノ共和国ヴァイオリン美術館”音楽の家”創設のため、イタリア・クレモナからサンマリノ共和国へ活動の拠点を移す。『弦楽アンサンブル・M・カピッキオーニ』を結成。ヴァイオリニスト、ヴィオリストとしてサンマリノ国家元首御前演奏はじめ、さまざまな国家行事やコンサートにて演奏活動を行う。
イタリア国営放送RAI-サンマリノ国営テレビRTVにて数多くの番組に出演(Media参照)。2019年、ギネス世界記録に登録されたイタリアRAI長寿番組『セレーノ・ヴァリアービレ』ではサンマリノを代表するヴァイオリニストとしてイタリア全土に紹介を受ける。また、サンマリノ国立美術館内で収録された芸術教養番組『美術館の中の音楽』全12回は3ヵ月間にわたり放映され好評を博す。 2020年、コロナ禍における『サンマリノ年末年始クリスマスCM』ではP.バンディーニと共にサンマリノの歴史を踏まえた応援メッセージを演奏と共に贈り話題となる等、音楽を通した社会活動は常にメディアから注目されている。 これまでにJ:COM東京にて『親子3代続く音楽一家』として製作された特別番組がその後NHK-BS2で注目され放映されるほか、弦楽専門誌「ストリング」、「サラサーテ」各誌をはじめ、日伊サンマリノの多数のメディア(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、映画)に取り上げられている。一流演奏家との出会い
世界各地の主要劇場でアッカルド、アシュケナージ、カレーラス、ジュランナ、スタブラヴァ、ドミンゴ、フィリッピーニ、ペトラッキ、ボラーニ等、世界一流アーティストと共演。
今までにヴァイオリンを末永冨美子、石橋紀代子、加藤知子、鷲見健彰、久保田良作、矢谷和子、F.アーヨ(イ・ムジチ合奏団初代ソリスト)、ヴィオラを今井信子、岡田信夫、W.クリスト(ベルリンフィル首席)、M.パリス(イ・ムジチ合奏団首席)、M.ラディチ(ザルツブルグ管弦楽団首席)、Y.バシュメット、B.ジュランナ、室内楽を藤井一興、江藤俊哉の各氏に師事。イタリア音楽家協会エンパレス会員。