パオロ・バンディーニ
PAOLO BANDINI
弦楽器鑑定家
イタリア弦楽器史研究家
サンマリノ共和国弦楽器コレクション管理責任者
サンマリノ共和国ヴァイオリン美術館”音楽の家”代表
25年以上にわたりボローニャ高等裁判所にて社会的信用力の非常に高いことで知られる裁判所専属鑑定人”ペリート”を務める一方、弦楽器鑑定家として世界有数のオークション会場で代理入札のプロフェッショナル(インターナショナルブローカー)として活躍。2016年サンマリノ共和国より共和国史上2人目となる『芸術文化貢献名誉住民権』の閣議決定を受け招聘。ヴァイオリン美術館創設の要請を受け、サンマリノ弦楽器コレクション管理責任者を任されると共に、弦楽器の普及と発展のために様々な音楽事業に取り組む。とりわけ自身の10年以上の研究をまとめた著書『5世紀にわたる弦楽器製作の歴史~ストラディヴァリからフィオリーニ家まで~』の出版を記念して開催されたサンマリノ国立美術館『ヴァイオリン特別展覧会』は、イタリア国営放送Raiにて紹介、サンマリノ国営放送Rtvにて芸術教養番組『美術館の中の音楽』全12回が収録放映され好評を博す。著書は日本の国立国会図書館にあたるイタリア・ローマ国立上院議員図書館に弦楽器専門書として初めて収蔵されさらなる注目を集める。2019年、これらの文化活動を高く評価され、サンマリノ共和国よりナイトの称号『聖アガタ騎士団勲章』を授与。世界で唯一”ナイトの称号”を持つ弦楽器鑑定家として、イタリアを代表する弦楽器製作家、鑑定家、音楽家等との幅広い交流を生かした弦楽器鑑定仲介は、ヴァイオリン美術館”音楽の家”代表としての豊富な経験と実績に裏打ちされたサンマリノ発の新しいスタイルとして注目されている。プロフィール詳細は下記をご覧ください。前世期を代表する巨匠達との出会い
イタリア・ボローニャ出身。エミーリア・ロマーニャ派を代表する製作家の一人O.ビニャーミのもと弦楽器製作を学ぶ。ビニャーミの工房にて巨匠A.ポッジをはじめC.ポッラストリ、M.カピッキオーニ、ミラノ派L.J.ビジャッキー等、前世期の著名な製作家達と知り合い親交を深め、弦楽器史研究、鑑定家としての道を歩み始める。弦楽器鑑定家として活躍
長年にわたり社会的信用度の高いことで知られるボローニャ高等裁判所専属鑑定士『ペリート』(※1)を務める傍ら、クレモナ・ストラディヴァリ博物館等のヴァイオリン展覧会開催に携り弦楽器鑑定家として活躍。 (※1) 高い専門知識と鑑定力だけでなく、家系3世代前まで遡り職業、家族構成、犯罪歴等、国家によって厳密な調査を受け選定されるイタリアでは社会的信用度の非常に高い職務
1999年より世界的なオークション会社クリスティーズ・ロンドン・ディーラー協会会員として、ヨーロッパの国際オークション会場を中心に代理入札のプロフェッショナル(インターナショナルブローカー)として活躍。日本の大手楽器店をはじめ、世界トップレベルのディーラー、コレクター、博物館、音楽財団、音楽家等を顧客に独自のルートを開拓。 2006年、世界初の弦楽器インターネットオークション”ダ・サロ”の創設者の一人として注目を集める。 ミラノG.ヴェルディ国立音楽院をはじめ、イタリア各地で「イタリアンヴァイオリンの選び方と製作の歴史」講演会を行う。また、ピエモンテ州後援「イタリアンヴァイオリンの巨匠たち」ビデオ制作監修等、弦楽器製作に関する研究、多くの書籍の原稿を手がける。サンマリノ共和国からの招聘
2016年、サンマリノ共和国より共和国史上2人目(※2)となる『芸術文化貢献名誉住民権』の閣議決定を受け招聘。ヴァイオリン美術館”音楽の家”創設。サンマリノ共和国弦楽器コレクション”M・カピッキオーニ”管理責任者就任。 (※2) 1人目は世紀の歌姫マリア・カラスと並ぶソプラノ歌手レナータ・テヴァルディが授与2017年、サンマリノ共和国が世界に誇る弦楽器製作家M.カピッキオーニ没後40周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画『天才カピッキオーニ』出演。
2018年、10年以上の研究を書き下ろした『5世紀にわたる弦楽器製作の歴史~ストラディヴァリからフィオリーニ家まで~』を出版。サンマリノ政府より文化省、内務省、観光省、環境省後援に加え、政府最高峰にあたる『国家元首後援』が52年ぶりに書籍出版物に付与され話題となる。
著書の出版を記念してサンマリノ共和国国立美術館にて開催された『5世紀にわたる弦楽器製作の歴史/ヴァイオリン特別展覧会』は好評を博し、3ヵ月間で10万人の来場者を記録。これを受け急きょ開催期間を8ヵ月に延長する異例の処置が取られ大成功裡に終える。
展覧会開催期間中に制作されたイタリアRAI-サンマリノ国営テレビRTV芸術教養番組『美術館の中の音楽』全12回は3ヵ月にわたり放映され好評を博す。また、ギネス世界記録に登録されたイタリアRAI国営放送の長寿番組『セレーノ・ヴァリアービレ』に出演し、サンマリノを代表する弦楽器鑑定家として一躍イタリア全土に紹介され大変な反響を呼ぶ。
また、著書は日本の国立国会図書館にあたるイタリア・ローマ国立上院議員図書館に弦楽器専門書として初めて収蔵されさらなる注目を集めた。ナイトの称号を持つ弦楽器鑑定家
誕生
2019年、これらの文化活動を高く評価され、サンマリノ国家よりナイトの称号『聖アガタ騎士団勲章』を授与。 世界で唯一”ナイトの称号”を持つ弦楽器鑑定家として、イタリアを代表する弦楽器製作家、鑑定家、音楽家等との幅広い交流を生かした弦楽器鑑定仲介は、ヴァイオリン美術館”音楽の家”代表としての豊富な経験と実績に裏打ちされたサンマリノ発の新しいスタイルとして注目されている。世界的に著名な鑑定家や音楽家らとの交流